白昼夢中遊行症
ぼくはどうしようもなく子供だ。体ばかりが大きくなってしまった。ぼくは物心ついた頃から足踏みしている。ぼくはなぜ、ここに立っているのか。ここに立っているのが、どうしてぼくでなければならなかったのか。そんな問いかけを二十余年、うんざりするくら…
自死の誘惑が押し寄せてきては、いろいろなものを奪い去っていく。もはやまともに生きていく希望もないし、その気もない。おれを取り巻くすべての人はおれに憎しみをいだくばかりか、おれを見て見ぬふりをする。おれはさいきん被害妄想ばかりしているし、と…
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