白昼夢中遊行症

断想

今日は朝の8時には目を覚ましたが、二度寝、三度寝を繰り返し、布団から出たのは11時だった。室温は18度ほどで、もう寒いとは思わないが、体は冷えて動かないので、いつも温水のシャワーを浴びてから活動を始める。ガス代と水道代がかさむ。

ぼくが二度寝するのは、現実に生きていたくないから。夢を見ていたいから。こんなこと、なんども繰り返し語ったかもしれないが。

大学生に戻ったのだから、大学生らしく専門分野の本を読んでいるが、さっぱりわからん。こいつに時間を取られて、読みたい本も読めない。講義が始まったら、それにも時間を取られるんだ。いったいぼくは何をやりたいんだろうか。

大学をとりあえず卒業まで漕ぎつけよう、と思ったのは、何もしたくない、できればずっと夢を見ていたいというぼくが、それでも現実に生きていくために、成長するためだ。ぼくは何事にも手を抜いてやり過ごす癖があって、それで死ぬまでやり過ごせるのなら結構だが、すぐにボロが出るのだ。なので、何事にもとは言わんが、必要なことに対して手を抜かないでいること。そういったことができるようになるために、あとは、やりたくないことでも、いかにも興味を示している振りをして、そいつにぶつかっていくことの練習など。とりあえず、大学を卒業するまでいけたら、ざっとそういった技術が身につくのではないかと思い、退学ではなく復学の道を選んだのだ。

しかし早速ながら、もう嫌気がさしていて、できることならこのまま醒めない夢を見たい気分だ。だから二度寝、三度寝を繰り返し、夢見る時間を長引かせているのだ。