白昼夢中遊行症

断想

論理と感性と、そのどちらをもメチャクチャにしようと目論む感情とが、おれの中では渦巻いていて、一貫したトーンでまとまったことを考えられない。

感性で考えるならば、論理に追いつかれる前に逃げ切らないといけない。
だからいつも、短い文章しか書けない。

論理で考えるならば、いちいちちょっかいをかけてくる感情を振り払わないといけない。
だからいつも、途中で手を止めてしまい、ついには書きたかったことを忘れる。

感情でものは考えられない。
だからいつも何も書けない。