白昼夢中遊行症

2024-017

あまりの腹の痛さに、昨晩は眠れなかった。どのような姿勢をとっても楽にはならず、悪心はあっても嘔吐に至らず、のたうち回りながら、せめてもの慰めとして症状をググったりして、急性胆嚢炎が近そうだ、外科手術が必要らしい、と途方にくれていたら、痛みがマシになったわけでもないがたぶん体力の限界で、午前4時くらいに意識がなくなっていたようだ。

で、目が覚めて、まだ腹は痛くて、とはいえ腹痛で仕事休む、なんてのもなあ、なんて思って支度していたが、次第にひどくなってうずくまり、さすがに無理だということで休みをとった。

休む連絡もしんどい。電話対応できる人が出勤したあたりに電話をかけようと待っていたが、あまりにも痛い。こんなので声が出るのかと心配していたら、また吐き気がある。吐いたら楽になるのだろうかと、水を飲んで胃に刺激を与えてみる。と、今度は吐くに至る。といっても昨晩から何も食べてはいない。胆汁らしき、黄色い液体が出る。味も酸というより苦味があるので、胃液よりも胆汁の割合が大きいように思われた。

案の定というか、希望通りというか、吐いたあとはいくらか症状は和らいで、電話して医者に行くくらいはできるようになった。会社に連絡を入れて、医者に行く。問診、聴診、触診のあと、ひとまずは胃腸の風邪を疑うことにしましょう、ということになった。胆嚢炎の話は特に出なかった。それならそれでいい。この痛みが良くなるならなんでも。ファモチジンとモサプリドクエン酸塩を処方される。食事は無理にしなくてもいいが、水分はしっかり取るように、と言われる。冷たいものは避けるように言われる。今朝、冷たい牛乳を飲んだら症状がひどくなった話をすると、飲み物でも牛乳は避けた方がいい、とのこと。金を払って薬を受け取り帰宅する。薬を飲んで疲れて横になって、手持ち無沙汰でこれを書いている。

いま、昨日からほぼ丸一日続いた症状は収まっている。楽になって万々歳だが、これなら休むほどのものでもなかったのではないかとの考えもよぎる。いやでも、薬が効いたのかもしれないし、医者に行くには休む必要があった。それよりも、明日も休むか、どうするか。身動きが取れて、頭も回るのであればよいのだが、どうか。無理に食事を取る必要はないとは言われたが、なにか食べてみて状況を確認するか? しかし、それでみすみす悪化させるようなことになれば、せっかく楽になったのに、元も子もない。

普通に考えて、たぶん明日も休んでおいた方がいいのだろう。あまり体調を崩すことがないので、この辺の判断はよくわからないな。