白昼夢中遊行症

2024-006

今日は一日寝ていました。
飲食するとお腹が痛くなるので、何も食べず、飲んだのは牛乳300ミリリットル程度、加熱した水300ミリリットル程度。

自然死する前の人間は、食事をしなくなり、次第に衰弱していくそうです。
ならば私もこのまま消え入るように死んでしまえたら、なんて思ってしまいますが、そんな思うようにはいかないでしょう。

今日は腹痛以外、とくに調子の悪いところはなく、活動可能な状態ではありました。しかし全く気力がわかないというか、あるいは生きることへの微かで的はずれな抵抗か、今日は本当に何もしませんでした。

本当に、生きる意欲が湧かない。おいしいものを食べれば、ちょっとくらい湧いてもくるのかもしれませんが、いまはそれも叶いません。

「死して忌まわしいこの世から離れ、永遠の安らぎを得られるのならば……という考えは、生きていて楽しいことがあるならば生きていたい……という考えの裏返しだ」といったことをゴルゴ13がどこかで言っていました。

このような気持ちもあるにはあるのですが、それ以上に、面倒くさいとかどうでもいいとか、たとえ楽しいことがあったとしてもしょうがないというか、そんな気持ちが強い。

身体が弱っているからこんな考えが浮かんでくるわけではありません。このことはもう何年も考え続けています。真っ当に生きられない言い訳としてこう考えるようになったのか、こういう考えを持っているから真っ当に生きられないのか、わかりませんが、どちらにしても手遅れであることには変わりありません。

金も命も運命も、どうしてそれを必要としているところに行き渡らないのでしょうか。