白昼夢中遊行症

断想

べつに、夢や幻に寄縋って生きる必要などなくて、現実にある、たしかな何かを拠所にすればいい。なにかに寄掛って生きる必要すらない。自分の足で生きればいい。歩けないときだけ、なにかを頼ればいい。それ以外のときは、強いて何かを頼る必要などなくて、頼る何かを探して途方に暮れる必要もない。