白昼夢中遊行症

断想

1ヶ月くらい、書店に行くのをやめてみようと思う。書店へ行ったところで、そこになんの本があるのかは分かりきっている。行けるところにある書店になんの本が置いてあるのか、どういう本が置いてあるのかは、だいたい頭に入っている。はっきり言って、時間の無駄である。無駄をすべて切り捨てるべきである、とは言わないけれど、というか、無駄であるという理由よりも、あるとき、いつものごとく書店内をふらふらしていて、ふと「これは違うな」と思った。それからも、わりと長いこと、書店で時間つぶしをしていた。というのも、それ以上に楽に時間をつぶせる方法を知らなかったし、書店をふらつくという行為に依存していたというのもあるかもしれない。いずれにせよ、当分の間はやめることにする。そうすることによって、なにかほかの、いいことをするようになるかもしれないし、そんないいことはないかもしれない。しかし、とにかくそうすると決めたので、そうします。本が欲しいときは、Amazonかなにで注文すればいいのだ。あるいは、書店に金を入れたければ、書店で取り置きして貰えばいい。ただ、そのときに書店にとどまることはしない。そうするのが難しければ、やはりAmazon、ということになるだろう。