白昼夢中遊行症

油断してはならない

気がつけば2023年になり、1日が過ぎ2日が過ぎて、年末年始の休業期間も残すところあと1日となってしまった。

その間わたしがしていたことといえば、食って寝て、YoutubeやPrimeVideoでコントやら漫才やらを見て、続ける気のないソシャゲを始めてみたり、思いつきで幾何学模様を書いてみたりで、なんの生産性もなく、いまの私がするべきことは、ひとつもできていない。

何かできていないことがあるからといって、焦ってはいけないけれど、開き直ってもいけない。わたしはわたしの問題をひとつずつ解消していき、少しでもましな生活を目指すのだ。そのために、わたしは寸分たりとも油断してはならない。

わたしは常に、わたしにそう言い聞かせなければならない。なぜなら、わたしはすぐに、忘れてしまうからだ。こうして自分を戒めることさえ、わたしは忘れてしまう。そのようなとき、なるべく早くに思い出せるよう、覚えているうちは何度も繰り返すのだ。

わたしはわたしのために、わたしをよりましな人間に仕立て上げねばならず、そのために、わたしはわたしの時間を、わたしのために使わねばならず、わたしはわたしの易きに流れる性向を誰よりも知っているので、わたしはわたしの舵をとり、それを離してはならない。