白昼夢中遊行症

断想

あいかわらず、存在していることが嫌で嫌でしょうがない。
だから性懲りもなく、同じ空想を繰り返すのだ。
もしも私が生まれていなければ、私が受けた一切の苦しみも、現にいま感じている苦しみも、そしてやがて受ける苦しみも、何もなかっただろうに。

日記を書くということは、自分自身を書くということ。しかし、自分についての一切が、見たくもないし聞きたくもないことばかりだから、日記を書くのは難しい。