白昼夢中遊行症

断想

今日は4時間ほどしか眠れていなかった。
なので、仕事はそれなりのものになった。
それなりのものとはいえ、まあまあ頑張ったほうだろう。

今日も、帰り道では仕事のことを考えていた。
あまり眠れていなかったからか、後から後からやり残したことが浮かび上がってきた。

明日は、それをしないといけない。
となると、今度は充分に眠りたい。

あまり眠れていなかったのは、日記を書くのに時間をかけていたからだ。日記を書くのには時間がかかる。それに、おれは眠る直前にまで来てようやく書く気になるので、もっと早い時間に書く、というのも無理な話なのだ。
なので、普通に考えれば書かないほうがいいのだ。日記を書くのは体に悪い。体に悪いことは、するべきではない。するべきではないことを、どうしておれはしているのだろうか。

おれにはなにか、日記を書かせる引力のようなものが働いている。書かない選択もできるし、書かない日のほうが圧倒的に多いのだが、それでも、まったく書かない、ということはできない。日記を書くようになって以来、必ずこの習慣に戻ってくる。なぜなのだろうか。

わからないけど、今日はさすがに眠りたいので、深みに嵌まってしまうまえに、あっさりと身を引くことにする。さらば、今日よ。二度と来ないこの瞬間よ。おやすみなさい。