白昼夢中遊行症

だめっぽい

私はバラバラだ。

私はもう、ダメだと思う。とてもゆっくりとした歩みで騙し騙しやってきたが、騙し騙しということは、もともと無理なことを、方々に嘘をつきながら誤魔化してきたということ。この嘘が本当になるとは思えない。わたしは頑張れない。「まだ」どころか、これまでも頑張っていたわけではないので、これからだって頑張れるはずがない。

正直なところ、いまやっていることのせいで、他のところにも色々と破綻をきたしているので、もうこんなことはやめるべきだ。夢をあきらめて現実を生きようではないか。

いや、現実にもわたしの居場所はない。わたしはもうダメだ。わたしはバラバラだ。言っていることが、その日その日どころか、一言ごとに異なっている。そしてその全てが嘘ではない。いや、嘘かもしれない。白黒つけるのが、間違いか?わたしは何を、言っているのか。

このままではダメそうなので、ダメダメだ。もう、まともに文を組み立てることもままならない。元からまともにできた試しはないけれど。本当に、ダメだ。嘘なのだ。ここからして。哲学も論理もありはしない。観察力も協調性も好奇心もない。わたしは、乗り越えた人になるべきではない。嘘でここを乗り越えたところで、それはわたし自身に対する裏切りだし、それにいつか、やっていけなくなる時がくる。裏切られるようなわたしなんてあるのか、わからないが。

もうやめておこう。

今日は酒を一滴も飲んでいないのに、悪酔いのような胸焼けがする。いろいろと、心当たりはある。もううんざりだ。身体があるということも。

いや、もうやめておこう。