白昼夢中遊行症

温かいルイボスティー

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つい先日、暖かい日があったと思えば、また一気に冷え込んだりするのがこの季節の嫌なところだ。雨がしとしと、まるで梅雨どきのように降り続く日々。これにもうんざりさせられる。

寒いとき、しかしエアコンをつけるほどでもないとき、おれは茶を飲んで暖をとる。家の中にいて、布団に入っていないあいだは常に茶を飲んでいる。茶といっても、ものぐさなおれはティーバッグの茶で済ましている。おれは本当は煎茶が飲みたいのだが、煎茶のティーバッグ、というものをスーパーで見かけないので、紅茶を飲む。

しかし紅茶を飲むとどうしてもトイレが近くなる。十分に一遍くらいの頻度でトイレに行かないといけない。カフェインの利尿作用がいけないのだろう。というわけで、いまはルイボスティーというのを飲んでいる。こいつはカフェインがないだけでなく、なにやら健康にいいらしく、聞くところによると花粉症にも有効らしい。本当かどうかは知らぬが、なるほど、最近はあまり花粉症の症状がそれほど辛くない。しかしこれは花粉症対策にと飲み始めた小青竜湯という漢方のおかげかもしれない。それか、ここ数日食べていたヨーグルトか。そもそも今日は雨ふりなので、花粉も何もないのだが。それに、もう花粉症のピークが去ったのかもしれない。そういった情報を集めるのが面倒で、おれは毎年、梅雨入りするまでマスクをつけている。

まあともかく、ルイボスティーを飲んでいるんだ。おれが家の中にいる時は、つねにルイボスティーの入ったポットを傍らに置いている。冷めると寒くて飲まなくなって、それがもったいないので温かいうちにティーポットを空にする。そんなペースで飲んでいるから、十分に一遍ではないにせよ、二十分に一遍くらいの頻度でトイレに行くのである。